投稿日:2008-07-06 Sun

7月3日と4日、プネでは国際交流基金による日本語教師セミナーが行われました。参加したのはインド人教師を中心に約30人。
毎年このようなセミナーは開かれていますが、今年は「漢字をアクティブに教えよう」というのがテーマで、漢字の仕組みや、それをどうやってわかりやすく、楽しく教えるかというのが内容で、多くは普通の日本人でも知らないようなことがあって、とても役に立つものでした。
それでは、ここでセミナーでもとりあげられた問題をひとつご紹介します。
Q:次の漢字の部首を考えてみましょう。
(1)買
(2)聞
(3)化
答えは(1)買→四、(2)聞→門(もんがまえ)、(3)化→人(にんべん)
というのはマチガイです。
正解は(1)買→貝、(2)聞→耳、(3)化→ヒ
なんです。
学習者にとって、部首を覚えるのは、わからない漢字を漢字辞典を引くために不可欠なものです。
ほとんどの場合、部首は漢字の形を見て、なんとなくわかりそうなものですが、実は部首というのは、形だけでなく、その漢字の持つ意味まで考える必要があるのだそうです。
たとえば(1)の「買」は部首の「貝」がお金を表すので、これが部首になります。
(2)の「聞」については、聞くためには耳が必要ということで、「耳」が部首になっています。
(3)については、「ヒ」人が逆さまになっている、つまり死者を表します。「死」の字にも「ヒ」が入っていますよね。それで死んで生き返るとか変化を表しています。
ということで、字形と字義の両方を考えないとわからないのが部首。しかし、そもそも意味がわからないから引くのが辞書なのだから、意味から部首を考えろというのは難しいのではないかと思います。とくに外国人の学習者にとっては。いっそのこと、字形だけに限定して、漢字を分類してほしいですね。


