投稿日:2008-06-04 Wed
世界で最も絹を生産している国はどこでしょう?答えは中国。なんといっても、シルクロードの国ですから。
では二番目はどこでしょう?
...実はインドなんです。
世界の絹の85%は中国で生産され、残りのほとんど(13%)はインドでつくられています。そのインドの中でも、プネ(Pune District)はもっとも養蚕の盛んな地域なのだそうです。
プネのあるマハラシュトラ州の養蚕業は州政府によって運営されています。そして政府はプネ地区だけでも養蚕で1億6700万ルピーの利益を上げています。
現地で生産の管理をしているPrashant Nimabalkarさんはこう話します。
「インドで養蚕はカルナタカ州でまず始まりました。次にアンドラ・プラデッシュ州、そして3番目にマハラシュトラ州に来ました。その中でもプネは最大の絹の生産地です。2500ヘクタールの地に桑が植えられ、そこから出る利益は1億6700万ルピー。アメリカ、イギリス、ドイツ、スペイン、ロシアなどに輸出しています」
インド全体で養蚕業に従事する人の数はプネの人口と同じくらいの600万人。近年絹の生産は右肩上がりで、2004年に15,742トンだったのが、2007年に18,475トンと急増しています。
インドでもサリーなど、絹の織物製品は多いですが、実際は絹糸を中国から輸入していることが多いそうです。中国製は値段が安いというのが大きいようです。
昨年インド政府は、「中国はインドでの絹のシェアを拡大するために不当に安く売っている」としてダンピング訴訟を起こしました。結局インド側が訴訟を取り下げたものの、これは印中間で最大額のダンピング訴訟案件となりました。絹をはじめ、最近の印中間で起きている経済摩擦を感じさせる出来事です。
あなたの持っているシルクは中国製? インド製? プネ製?
●Pune farmers reap profits from sericulture [ANI]
http://in.biz.yahoo.com/080526/139/6u41t.html
●中国製絹織物に対し、インドが反ダンピング課税へ [中国情報局]
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1118&f=business_1118_003.shtml
●中印最大額の反ダンピング案件、インド側が訴訟取下げ [人民日報]
http://j.people.com.cn/2007/09/25/jp20070925_77314.html


