投稿日:2008-01-08 Tue
プネにあるBVG India Ltdという企業がさきごろ、どんな廃プラスチックからでも純粋なディーゼルと石油を作り出せるという技術を開発しました。すでに基本的なプロトタイプ試験は終えており、今月末までに残りの試験を終える見込みとのことです。同社では製造・加工工場を3月末までに作り、4月からは生産を開始する予定です。この工場では一日に25トンのプラスチックのごみを処理して、プラスチック廃材の質にもよりますが、平均して1万5000リットルの燃料を製造することができるそうです。
同社の役員のGanesh Limayeさんは、「工場では1kgのプラスチックに対して900mlの燃料を製造することができます。どんなプラスチックでも加工できます。私たちの会社ではすでに初期段階として2000万ルピーをこの工場に投資しています」と話します。
プラスチックを化学的に分解する特別な反応器も開発。また分解するため必要な、触媒と添加物も特許が取得してあります。変換効率は70%だといいます。
「自然に分解しないプラスチックというのは深刻な環境問題になっています。道路や川や下水道などといった都市のインフラは、プラスチックのごみで汚されています。データによれば、プラスチックのリサイクル能力は生産能力にまったく追いついていなくて、そのほとんどが埋め立てや焼却になってしまっています。これは他にいい処分方法がないからです」とLimayeさんは語ります。
同社ではPimpri-Chinchwad地区の自治体と提携して、同地区からプラスチックごみをもらうことになりました。その代わりに、製造した燃料を市場より安い価格で、同自治体に還元して売るという関係を築くそうです。
しかし、調べてみたところ、「廃プラスチックから石油を作る」というのは以前から技術としてはあるのだそうです。しかし、その分解の過程で熱処理をしたり、そのためにエネルギーが必要になって、結局は「割に合わない」ために、実用化・商用化はされてきていないようです。10のエネルギーを作るために、12のエネルギーを使ったら、結局エネルギーの無駄遣いというわけです。
今回のニュースにある技術がどれほど優れているかはわかりません。しかし今後、同社が自治体の助けなしで、真に商用化できるようになれば、それは本当にすばらしいことだし、世界中に広がってほしいと思います。今後の同社に注目ですね。
●Pune to make fuel from plastic waste [Times of India]
http://timesofindia.indiatimes.com/Pune/Pune_to_make_fuel_from_plastic_waste/articleshow/2681848.cms
●BVG India Ldt
http://www.bvgindia.com/


