投稿日:2007-12-13 Thu

Sunil BhosaleさんはBaramatiのJogawadi村で農業を営んでいます。年収4万ルピー(約12万円)の農家でしたが、先週土曜日、わずか一日で6000ルピーを稼ぎました。Bhosaleさんは最近10エーカーの農場を観光客に開放し、初日で4500ルピーの利益を上げたのでした。
最近、プネや他のマハラシュトラ州の村々では、アグリツーリズム(agritourism)に新たな収入の道を見つけ始めています。Baramatiでは、Agri Tourrism Development Corporation (ATDC)という団体が、2006年に作られ、アグリツーリズムの振興に力を注いでいます。
アグリツーリズムは日本では「グリーンツーリズム」とも呼ばれ、農業体験ツアーのようなものです。農作業に参加したり、ただゆったりしたり、採れたての野菜で風土料理を食べたり、牛車に乗ったり、田舎生活を楽しみます。中には、フォークソンガーやダンサーを呼ぶところもあります。そしてその土地でできた野菜などを買って帰っていくのです。
プネに近い人口3500人のTetegharにおいて、同じくアグリツーリズムで村おこしをしようと試みているGhanshyam Kelkarさんは「技術が発展すればするほど、人々は古い生活を体験したいと思うようになるのです」と語ります。
料金がお手ごろなのもアグリツーリズムの魅力だといいます。一晩で200〜500ルピーというリーズナブルな料金で、中上流層・知識層をターゲットにしているとのことです。実際にATDCのウェブサイトを見てみると、日帰りの農家体験ツアーが、朝食・昼食、夕方のティーサービスで、600ルピーとなっていました。
ATDCでは、アグリツーリズムの潜在的な市場を調べるために、プネとムンバイで調査を行い、その結果、都市部に住む43%(120万人)は農村部に親類がいないということでした。「この数字がわれわれのターゲットとなる顧客です」、そう語るのはATDCのマーケティング・ディレクターのPandurang Tawareさん。
Tawareさん自身も農家ですが、2005年に110エーカーの農場を使ってBaramatiで実験的にアグリツーリズムのプロジェクトを始めました。以後、Tawareさんの農場には2万人近い観光客が訪れました。この反応ぶりを見て、Tawareさんは、ATDCを立ち上げました。そしてプネや他のマハラシュトラ州の農家にトレーニング・プログラムをしてきました。一週間のトレーニング・プログラムで、参加費用は5000ルピー。今まで52人を育ててきました。
しかしATDCのトレーニングを受けられるのは農家をやっている人だけ。アグリツーリズムが儲かるビジネスだとしても、農家に今までの伝統的な農業から離れてほしくないからだといいます。
【Times of India, Dec. 13】
●ATDCウェブサイト
http://www.agritourism.in/


