投稿日:2007-11-23 Fri
最近の調査によると、プネの公立学校では学校の施設やインフラといったハード面ばかりでなく、その教育の質においても問題を抱えていることが具体的な数字で明らかになりました。まず、プネの公立学校は全部で302校。このうちマラーティー語で授業をしている学校は最も多く244校。次に多いのはウルドゥー語の31校。続いて英語が24校、カンナダ語が2校、グジャラート語が1校となっています。
この302校のうち、44校では合計で187のトイレが不足しています。また20校で148の教室が不足しています。7校には校庭がなく、14校では水不足に直面しています。そして98の教室には電気がないということでした。
しかし最大の悩みは多くの生徒が学校を中退してしまうことです。昨年、プネの公立小学校では10人に一人が、そして中学校では4人に一人が中退したそうです。
その理由はというと、まず一番多いのが「家庭の仕事を手伝うため(829人)」で、次は「生計を立てるため(635人)」となっていて、どちらも経済的理由に関係するものでした。次は「引越し・移住のため(509人)」。
次に続くのは「興味がなくなったため(427人)」ということで、これは教育・授業の質と関係があることです。
続いて「学校へのアクセスが悪いため(419人)」、「学業についていけないため(259人)」となっています。
公立学校の問題に取り組んでいるソーシャルワーカーでAction for Rights of Child (ARC)とも協力して活動するJyotika Valeさんは、 多くのプネの公立学校を視察しました。
Valeさんは「中退する生徒が多いため、減った数に応じて教師も解雇され、残った教師が複数のクラスを担当しています。こういった状況では教育の質もよくなりません。」と語っています。また彼女は「私立よりも公立の学校のほうが、より注目されなければなりません。なぜなら、公立学校の生徒の多くはスラムから来ていて、親も教育に対して熱心ではありませんから」と指摘しています。
BJP(インド人民党)のメンバーで公立学校の問題に深く関わっているJyotsna Sardeshpandeさんは、インフラの不足ももちろん問題ですが、もっと大切なのは教育の質だと主張しています。
「もちろん現場の教師は一生懸命にがんばっています。しかし教育委員会や、特に教師は、生徒を学校に留めておくためにもっと努力が必要です。授業をもっと魅力的にして、生徒が喜んで学校へ来るようにしなければなりません。そうしなければ、スラムなどから来た生徒は、児童労働といった他の活動に誘惑されてしまいます」
授業の質を高めるために、今後評判の高い私立学校と連携してワークショップなどを開く予定とのことです。
【Times of India, Nov. 23】


