投稿日:2008-04-30 Wed

5000年の歴史を持ち、今では世界的な流行になっているヨガ。そんなヨガの生まれ故郷インドには、ヨガを学べる多くの施設があります。
The Economic Times紙は22日、「インドのヨガセンター・トップ5」を紹介しましたが、そのトップに掲載されたのはプネのヨガセンターでした。
Ramamani Iyengar Memorial Yoga Instituteというところで、ここのマスターは90歳にもなるB K S Iyengar(アイアンガー)師。70年以上の鍛錬と指導を通し、人間の心と体を知り尽くし、「アサナ」というヨガのポーズを研究し、多くの著書を残しています。特に『Light on Yoga』は世界各国で翻訳されて版を重ねているそうです。日本では『ハタヨガの真髄』(白揚社出版)として出版されています。2004年にはTime誌で「世界で最も影響力のあった100人」にも選ばれました。
同ヨガセンターは世界中からヨガの修行者や指導員が訪れていますが、初心者は入ることができません。日本を含めた世界各国にはアイアンガー・ヨガの認証を受けた指導員がいて、そこで基礎を学ぶ必要があります。そうして基礎を学んで「いざ」と思っても、予約は常にいっぱいで1年半待たなければならないというほど。
ちなみに1999年に映画『アメリカン・ビューティー』でアカデミー主演女優賞を受賞したアネット・ベニングも、ここでヨガをしているそうです。
なお、その他の「トップ5」には、マイソールのAshtanga Yoga Research Institute、チェンナイのKrishnamacharya Yoga Mandiram、TrivandrumのSivananda Yoga Vedanta Dhanwantari Ashram、RishikeshのParmarth Niketanが選ばれました。
●India's top five yoga centers [The Economic Times]
http://economictimes.indiatimes.com/Features/Special_Pages/Indias_top_five_yoga_centers/articleshow/msid-2971604,curpg-1.cms
●Ramamani Iyengar Memorial Yoga Institut 公式サイト
http://www.bksiyengar.com/
●日本アイアンガーヨガ協会
http://www.iyengar-yoga.jp/
投稿日:2008-04-29 Tue
プネでは先週の金曜日、42.1度という記録的な温度を記録しました。先週の木曜日と金曜日の気温は、百年前の1897年に記録した43.3度より、わずか下回るだけでした。プネは今まで湿気の多い海岸性のムンバイと乾燥した暑さのナグプール(Nagpur)の間にあって、過ごしやすい気候が特長でした。
そのナグプールではこの時期、44度が通常だそうです。つまりプネはナグプール並の気温に近づきつつあるということです。
インドの気象庁にあたるIndia Meteorological Department (IMD)の副長官A.B Majumdarさんは、地球の温暖化に加えて、プネの都市化が原因だと指摘しています。
「木が少なくなり、コンクリートの建造物が増えて、温度の上昇を招く『ヒート・アイランド現象』が都市部で起きています」
プネ市民にとってこれまで、エアコンやクーラーは珍しいものでした。
(インドでいう"cooler"とは、内蔵タンクに水を蓄え、それをフィルターに浸透させ、フィルターに風を当てると、気化熱によって冷たい風が送れるというしくみになっているもので「冷風扇」と言われるそうです。ここでは便宜上「クーラー」という単語を使っています)
しかし過去数年で売り上げが伸びていると、電気店のオーナーであるSrinivas J. Buchakeは言います。
5年前のプネには、エアコンとクーラーの市場が皆無でした。それが今では需要が増えています。去年4月から6月の間に800台のエアコンが売れました」
プネに住むSaid Anjali Mogheさんは、夏の暑さ対策について考え直しています。
「今まで暑さをしのぐために竹製のすだれやクーラーを使っていました。でも今はそれだけでは足りません。エアコンが唯一の選択肢ですね」
主婦のTrevani Shettyさんはこう話します。
「日中外には暑くて出られないですね。そうといって、家の中にいるのも大変です。特に停電のときには。子供たちは本当につらそうです」
●Pune close to its hottest summer in 100 years
http://timesofindia.indiatimes.com/Earth/Pune_hottest_in_a_century/articleshow/2982988.cms
投稿日:2008-04-26 Sat

インドに関するポータルサイト、インドチャネルに、私が書いたコラム「インドで日本語を勉強する人が一番多い町」の後編が掲載されました。ぜひ、ご覧ください!
http://news.indochannel.jp/column/clm0000075.html
なお、前編はこちらから↓
http://news.indochannel.jp/column/clm0000067.html
投稿日:2008-04-21 Mon
プネ空港は現在リニューアル中で、5月16日からはいよいよ24時間体制になります。滑走路の拡張・修復工事も5月中には完成する見込みとのことです。24時間体制により、一日35便の運行が可能になります。
しかし、その一方で、毎週土曜日はメンテナンスのため、朝11時から夕方5時までは閉鎖されるとのことです。
また、空港の離着陸の管制と滑走路の管理はインド空軍によってされていますが、毎日午前8時から10時半までは、軍の戦闘機が使うため、この2時間半の時間帯も、一般の民間航空会社は使用できないことになります。
●Pune airport to function 24X7 from May 16 [expressindia.com]
http://www.expressindia.com/latest-news/Pune-airport-to-function-24X7-from-May-16/298926/
投稿日:2008-04-19 Sat

プネ市内で4月19日まで、日本人形展が開かれました。
会場では、日本人形のほか、ペーパークラフトの展示、ワークショップなどが行われていました。
今回展示会を開いたCREATIVE HANDSの主宰者Jayant Satheさんは、15年前に日本人形を作り始めたそうです。
「ムンバイの友人から教えてもらいました。普通人形作りというと女性が多いですが、私は数少ない男性です。プネで日本人形を作っているのはおそらく私だけでしょう」
Satheさんは、孫娘もいるおじいさん。もともとはエンジニアで、日本人形のほか、他のさまざまな国の人形作りを習ったことがあるそうです。しかしその中でも日本人形が一番好きだといいます。
「日本人形はとてもユニークです。腕や足などの部分が、自由に動かせます。これはインドの人形にはないことです」
Satheさんの人形は、日本の伝統的なものと比べると配色が違います。
「日本人形というオリジナルをベースに、インドのカラーリングを採り入れてみました。しかし今後の目標としては、日本人形の実物や写真を参考にして、もっと日本の配色を研究したいと思っています」

投稿日:2008-04-17 Thu
キャノン・インドはさきごろ、プネのShivajinagarに、'X'perience Zone'というショールームをオープンしました。このショールームでは、プリンタ、スキャナー、プロジェクタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなど、キヤノンのいろいろな製品が展示されています。
お客さんが自由に自分で手に取ることができます。実際に体験して、最新の情報を手に入れ、製品選びのアドバイスももらえます。
'X'perience Zone'はこれで今年に入り2つ目。インでは5番目になります。キヤノンでは今後同様のショールームを全国に広げて、毎月オープンしていくとのことです。
なお、キヤノン以外では、ソニーが同様のショールームをプネに開いています。
●Canon India launches Canon 'X'perience Zone' in Pune [IT News Online]
http://www.itnewsonline.com/showstory.php?storyid=12344&scatid=8&contid=1
●Canon retails its 'X'perience in Pune [domain-b.com]
http://www.domain-b.com/companies/companies_c/cannon_india/20080416_Canon.html
投稿日:2008-04-15 Tue
プネの交通はすでにパンク状態。もし、今のまま公共の交通が整備されなければ、20年後に明るい未来はないかもしれない──。最近、市によって発表された未来予測のデータはそう語っているようです。現在自家用の二輪車と四輪車は合わせて140万台。これから2031年には、320万台にまで増加するだろう──。この予測に基づけば、現在に比べ、二輪車は2倍、四輪車は3倍に増えることになります。
これは経済の発展とともに、収入も増え、自家用車を購入する余裕がある人が多くなることが主な要因のようです。
車の数については1993年からデータが取られているそうです。1993年には二輪車が24万台で、四輪車は3万台。それが2000年にはそれぞれ、55万台と10万台でした。

これが2007年現在では、二輪車が119万台に対して四輪車は23万台になりました。
そして今回の予測によれば、2021年には、二輪・四輪それぞれ、210万台と59万台になり、2031年には243万台と77万台に増加するとのこと。
人口の比率で見ると、2007年現在では二輪車を約3人に一人、四輪車を14人に一人が所有しているのが、2031年にはそれぞれ二輪は2人に一人、四輪は7人に一人にとなると予想されています。
レポートには次のように書かれています。
「これは明らかに人々が自家用車を持ちたいという気持ちに傾いているということを表している。収入の増加と公共の交通機関の未整備も影響を与えている」
関係者は「もし早く包括的な交通問題解消のためのプランを作り、それを実行しなければ、未来は現状よりさらに悪いものになるだろう」と警告しています。
●Future imperfect: 32 lakh vehicles on city roads by 2031 [Expressindia.com]
http://www.expressindia.com/latest-news/Future-imperfect-32-lakh-vehicles-on-city-roads-by-2031/296806/
投稿日:2008-04-12 Sat

ショートショートで有名な星新一の小説が、マラーティー語に翻訳され、出版されました。題名は『ボッコちゃんとその他のストーリー(Bokkochan Va Etar Japani Katha)』(Manovikas出版社/Rs.100)。ニッシム・ベデカル(Nissim Bedekar)さんが翻訳を手がけ、4月12日、プネ市内で出版記念式典が開かれました。
マラーティー語はマハーラシュトラ州の公用語で、9000万人の人によって話されています。しかし英語以外の外国語文学がマラーティー語に翻訳されることは稀で、あったとしても、一度だれかが英語に翻訳したものを、他の人がマラーティー語に翻訳するものでした。
こうした状況の中、Manovikas出版社は外国語の文学を直接マラーティー語に翻訳するプロジェクトを立ち上げ、今回日本語とともに、ロシア語、ドイツ語の小説も翻訳され、合同で出版記念式典が行われることになりました。このような試みははじめてとのことです。
ニッシム・ベデカルさんは、デリーのネルー大学で日本語の修士を取得後、文部省の奨学金で日本へ留学。現在は、プネのソフトウェア会社で翻訳に携わるかたわら、プネ大学で日本語を教えています。
「私は以前から星新一の物語が好きでした。事態が急変するところがおもしろいですね。きっとマラーティー語でも、『ウケる』と思いました」
『ボッコちゃん』は、星新一が1958年に発表したショートショートで代表作の一つ。近未来を舞台に、バーで働く女性型アンドロイド"ボッコちゃん"に対する男性客の絶望的な恋を描いた作品。
なお、かつて日本の文学作品がマラーティー語に翻訳された作品として、黒柳徹子の『窓際のトットちゃん』があります。あるドイツ語の教授が「プネで教育に携わる人で読んだことがない人はいない」と表現するほど、多くの人に読まれているそうです。
今回の星新一の作品は、マラーティー語に翻訳されたものでは2例目。その意味で大変意義深いものになりそうです。

『ボッコちゃん』の翻訳を手がけたニッシム・ベデカルさん。出版記念式典で。
投稿日:2008-04-11 Fri
インドの郵便業務を行っている郵政公社。そのプネ支局では、ムンバイ間の郵便物を運ぶのに、民間企業と提携することになりました。近年、特にプネ・ムンバイ間の郵便物の量は激増しています。また速達やビジネスメールが多くなっています。
プネ・ムンバイ間では、一日当たり、1500袋の手紙が鉄道で輸送され、500〜700袋が郵便専用のトラックで運ばれています。一つの袋には、2000〜5000通の手紙が入るので、毎日何百万通という数が行き来しているわけです。
郵政公社総裁のS.C. Jarodiaさんは、今回の民間との提携は、既存のサービスを補助するものになるだろうと言います。
「現在郵便公社は、大量の郵便物の配送を鉄道に依存しています。郵便物が増加するなか、鉄道での運送ではスペース的に限りがあります。それに鉄道を使うと、時間もお金もかかります。こうした問題を解決するために、民間のトラック輸送を利用する、という選択肢が出てきたわけです。まずは、一日に2便を考えており、その後徐々に増やしていく予定です」
現在郵政公社ではプネ・ムンバイ間をトラック輸送で一日500〜700袋を輸送していますが、民間業者の側でも同量を輸送したいとのことです。
郵便局が民間の宅配業者と手を組むのは、インドで初の試み。現在入札が行われていて、結果が出るのは2、3週間後。
今後50日以内には、同様のサービスを、プネ・サタラ間、プネ・コナプール間、コナプール・パンジ間、ムンバイ・ナシク間にも広げていくそうです。
●Postal department to hire pvt firm [Times of India]
http://timesofindia.indiatimes.com/Pune/Postal_department_to_hire_pvt_firm/articleshow/2942708.cms
投稿日:2008-04-10 Thu
さきごろマハラシュトラ州政府のによって行われた調査は、プネの貧困が軽減されつつあることを示しています。この調査は、州内の18の都市と225の小さい町を対象に行われたものですが、全体的に1998年に比べ、貧困のレベルが9%低下したとのことです。
この調査を行った部門の長官で、元プネ市の行政長官も務めたT.C. Benjaminさんは、都市化が一番の理由だと主張しています。投資が増え、ビジネスチャンスも増え、ITや建設部門のブームが起きて、就職の機会も増えました。これらが人々の生活水準を押し上げたということです。
インドでは貧困に対して独自の定義をしています。まず家族の一人当たりの月収が591ルピー(約1500円)以下ならBPL(Below Poverty Line/貧困線)と設定して、それを貧困と呼んでいます。その他にも今回の調査では、住居、職業、生活状態なども加味されているとのことです。
一方、今回の調査では、全体の貧困率は下がったものの、小さい町での貧困率は逆に13%増えているという結果も出ました。
また、都市部における貧困(urban poverty)に焦点を当てると、これも3.6%増えているとのことです。これは都市に流れ込む移民とスラムの増加によるものと考えられます。
プネの人口の40%の140万人はスラムに住んでいます。市によれば、毎年10万人がプネに移り住み、そのほとんどがスラムに住んでいるそうです。プネのスラム人口は1991年に比べ176%増加しました。
●City's poverty levels down: Survey [Times of India]
http://timesofindia.indiatimes.com/Pune/Citys_poverty_levels_down_Survey/articleshow/2936227.cms
投稿日:2008-04-09 Wed

かつては「自転車の町」と呼ばれていたプネ。それが今では「オートバイの町」になり、排気ガスによる大気汚染に悩んでいます。しかし、かつての姿に戻って、環境に優しい町にしようという運動が始まっています。
プネ市役所の職員は今、一週間に一度、車の代わりに自転車で職場に通うようになりました。
市のトップだって例外ではありません。お抱え運転手付きのホンダのシティーには乗らず、自ら自転車に乗って通勤しています。これはプネ市のエコ対策の一環。毎週火曜日を「自転車の日」と決め、すべての職員に対して行われています。
市の行政長官であるPraveen Singh Pardesiさんは「交通渋滞が深刻になっていますが、自転車なら早く目的地に着けるだけでなく、汚染にもならないし、自分自身の健康にもいいし、しかもパーキングスペースも簡単に見つかりますからね」と話しています。
常任委員会の議長を務めるShyam Deshpandeさんもこの運動に参加して、16キロ離れた家から自転車で来ています。
「市役所で働くすべての職員にこの運動に参加するように呼びかけています。公の仕事をする彼らが見本となって、一般市民にメッセージを送らなければなりません」
しかし、中には車を捨てられない人たちもいます。その中の一人、Vikas Mathkariさんはこう話します。
「私は車で来ています。大学で講義をしていますが、それが9:45に終わって、それから10:00から職場でミーティングがあります。自転車では、どうやっても間に合いませんからね」
プネは70年代までは自転車天国で、道路を自転車が占拠していました。しかし経済発展のペースには追いつかず、今では数が激減して、文字通り隅に追いやられています。
市ではこのような運動が契機となって、ひどくなる大気汚染と交通渋滞の緩和につながればと願っています。
●Pune pedals its way to become pollution-free [NDTV.com]
http://www.ndtv.com/convergence/ndtv/story.aspx?id=NEWEN20080045642&ch=4/1/2008%209:19:00%20PM
投稿日:2008-04-07 Mon

プネ市は最近、ウェブサイトを大幅にニリューアル。これによって、4月7日から、マウスをクリックするだけで、オンラインで税金を払ったり、出生証明書や死亡証明書の申し込みしたりできるようになりました。
「これまでのウェブサイトはごちゃごちゃしていました。新しいサイトは、セキュリティーもしっかりしていて、プライバシーの保護に関しても万全です」
そう語るのは、民間とのパートナーシップを目指し、6週間前にCIO(最高情報責任者)に就任したばかりののAnupam Saraphさん。
「インドの自治体でははじめて、HDFCとICICI銀行を使ってオンライン振込みでできるようになりました。市民はウェブサイトから、税金を払ったり、滞納金を確認したり、過去の支払い履歴を見たりすることができます」
ウェブサイトのリニューアルを考えたのはCIOのAnupam Saraphさん。
プネはインドではじめてCIOを設置した自治体です。CIOとはChief Information Officerの略で、企業内の情報システムや情報の流通を統括する情報戦略のトップ。情報システムの構築や運営に関する技術的な能力だけでなく、そうして得られた情報を基にCEO(最高経営責任者)ら経営陣に対して適切な報告・助言を行なうことも求められます。そのため経営戦略にも関する深い理解と能力も必要となります。最近は日本でも採用する企業が増えつつあるそうです。
このサイトのもうひとつ革新的なところは、内部者のためのWiki(ウィキ)がついていることです。Wikiとはサイトの管理者ではなく、閲覧者が特別な知識がなくても、簡単にページを編集できるようにしてくれるソフトのことです。
これによって、多くのスタッフが、それぞれコンテンツを追加したり、内容を修正したり、リンクを貼ったりすることができ、よりよいサイトをみんなで作ることができるのです。
そして使いやすさを追求するために、毎月サイトをリニューアルし続けています。
「次の目標は、Wikiを一般市民にも開放して、市民が、町の発展について話し合える場を作りたいと思っています」
●Pune launches new municipality website [Gulf News]
http://www.gulfnews.com/world/India/10203422.html
●プネ市のウェブサイト [Pune Municipal Corporation]
http://www.punecorporation.org/
投稿日:2008-04-04 Fri

病院での針刺し事故は、今や世界中の問題です。注射器の使い回しやちょっとしたミスで、エイズやB型・C型肝炎などに感染する恐れがあります。
インドではこの針刺し事故に対しては、まだ途上のようですが、ここプネのRuby Hall Clinicでは、率先して事故防止のために取り組んでいます。
同病院で病理学と微生物学を率いるNita Munshiさんはこう言います
「針刺し事故を防止するのは易しいことじゃありません。往々にして、スタッフが注意を払わないときがあります。そんなときは、彼らに対してときには脅すように言うんです。『あなたが病気になって死んだら、家族は貧しい生活を強いられてしまうよ』と」
同病院では、感染予防チームというのを作り、スタッフのシフト交際の際、みんなを集め、日々の仕事にどのような危険が潜んでいるかを伝えています。
病院で働く人に対する安全は、ほとんどインドの病院でおろそかにされているといいます。しかしプネのいくつかの病院はネットワークを作って、命を脅かす針刺し事故防止のために、さまざまなイニシアチブをとっています。
まずは情報を共有し、医療従事者への注意の徹底。それから注射そのほかの器具の扱いについてのマニュアルを作成しました。
また、先進国でも使われているEPINet(エピネット/ Exposure Prevention Information Network)というソフトを導入しました。これは、医療従事者が針刺しや切り傷を負ってしまった事故や患者の血液・体液に直接触れてしまったという事故を報告・解析するためのソフトです。このシステムのおかげでRuby Hall Clinicでは、そのような事故が格段に減ったとのことです。
さらに、あるプネの病院では、肝炎予防の注射を医療に関わるスタッフ全員にしたそうです。
プネの病院のこのような画期的な試みは、現在成長を続けるインドの医療産業で模範となりつつあります。
2000年には、全世界で、針刺し事故を含むケガにより、C型肝炎に感染した医療従事者の数は1万6000人、B型肝炎は6万6000人、HIVは1000人となっています。
インドでは、針刺し事故に関するデータはありません。しかし専門家は警報を発しています。インドでは毎年注射器が17億本販売されている一方、実際注射が施されたと確認されている数は50億回と推定されています。
プネのある医療事故防止の専門家は、こう語っています。
「病院側は医療事故防止のために投資すれば、それだけスタッフが病気になったときに手当てや補償として支払うお金が少なくなるという配当になって返ってきます。モラルの問題だけでなく、こうした財政面での考え方も他の地域の病院にも広がれば願っています」
●Pune hospitals seen as model for health care workers' safety [livemint.com / The Wall Street Journal]
http://www.livemint.com/2008/04/03232239/Pune-hospitals-seen-as-model-f.html
●Ruby Hall Clinic
http://www.rubyhall.com/
投稿日:2008-04-01 Tue

30万円を切る超低価格乗用車「ナノ」を発表し、世界を沸かせたタタ・モーターズは、今後更なる拡大を目指して、プネにある既存の工場を拡張し、新たに試験施設を建てるために、今後4,5年の間に600億ルピーを投資するそうです。
同社は3月31日、マハラシュトラ州政府と、この投資計画についてMOU(今後こういう内容で協力していこうという覚書)を締結したと発表しました。
今回の投資によって、生産能力が40%増加する一方、1500人の雇用が生まれると見込まれています。プネ工場には現在、正社員が1万8000人、契約社員が1万2000人いるそうです。
またプネ工場では、今までバスやトラックなどの商用車を生産してましたが、この投資により、ナノを生産する計画もあるとのことです。
●Tata Motors to invest Rs. 6,000 cr. in Maharashtra [The Hindu]
http://www.hindu.com/thehindu/holnus/006200803311653.htm
●Tata, M&M to invest Rs 7,500cr in Maharashtra [Business Standard]
http://www.business-standard.com/common/storypage_c_online.php?leftnm=10&bKeyFlag=IN&autono=35082
●Tata Motors to invest Rs 6,000 cr in Pune facilities [Times of India]
http://timesofindia.indiatimes.com/Tata_Motors_to_invest_Rs_6000_cr_in_Pune_facilities/articleshow/2913366.cms
●Tata Motors signs MoU with the Government of Maharashtra [タタ・モーターズのプレスリリース]
http://www.tatamotors.com/our_world/press_releases.php?ID=359&action=Pull

